開いた毛穴に発生する黒いブツブツ…
「鼻の黒ずみ」は、別名「いちご鼻」とも呼ばれていますよね。
顔の頬にできる毛穴の黒ずみとは違い、鼻の皮膚は硬く、毛穴の黒ずみを除去するのは簡単なものではありません。
今回は、一般的な毛穴の黒ずみのケア方法では治らなかった「鼻の黒ずみ」に特化した改善方法をご紹介していきます!なぜ、鼻だけに黒ずみが発生するのか?まずは原因からみていきましょう。

【コスメコンシェルジュ取得 / 化粧品検定1級取得 / JNECネイル検定1級取得 / JNAジェルネイル検定初級取得】 高校卒業後ネイルサロンに勤務。その後、経験を生かしてWEB業界へ。美容ライターとして化粧品検定を取得し、コスメコンシェルジュとして活動中。
鼻の黒ずみの原因

毛穴の黒ずみの原因は角栓の色素沈着
そもそも、毛穴の黒ずみはなぜ発生するのでしょうか?
毛穴の黒ずみは、もともと「白い角栓」です。
押し出すとニョロっと出てくる、あの白い物体が角栓です。コメドなんて呼ばれていますよね。
その白い角栓が外部からの刺激を受けて色素沈着することで、黒ずみが発生してしまいます。
角栓が酸化する原因は、以下の2つが考えられます。
- 紫外線による刺激
- 肌への摩擦
鼻に黒ずみが発生しやすいのは、なぜ?
鼻の黒ずみに悩んでいる人の中には、
「他の部分は毛穴トラブルがないのに、なぜ鼻だけに黒ずみができるの?」
という声も目立ちます。
それもそのはず。
他の部分に比べて「鼻」のエリアは、黒ずみができやすい環境が揃っているからです。
①鼻・Tゾーンは皮脂の分泌が多い

額から鼻にかけた部分「Tゾーン」は、皮脂を分泌する皮脂線が多く広がっています。そのため、皮脂の分泌が多く、角栓ができやすいことが考えられます。
②出っ張っているため、紫外線の影響を受けやすい
海水浴などに行った際に、鼻周りが赤くなった日焼けした経験はありませんか?
鼻顔のパーツの中でも最も高い位置にある「鼻」の部分は、紫外線の影響を受けやすく、色素沈着しやすいエリアともいえるのです。
鼻の部分だけに黒ずみが発生しているのは、このような条件が揃ってしまっているからなのです。
③マスクやティッシュなどの摩擦を受けやすい
鼻が受ける外部からの刺激のひとつは、摩擦です。
摩擦が起きる原因
- 鼻をかむ→ティッシュとの摩擦
- マスクの着用→マスクと鼻の摩擦
上記の2つは、鼻との摩擦を引き起こしてしまいます。
摩擦から引き起こされる肌トラブルは、色素沈着だけではありません。肌の乾燥の原因にもなります。
乾燥は、過激な皮脂の分泌の原因にもなりかねません。「毛穴の黒ずみ」、または「乾燥からくる過激な皮脂の分泌」などの原因になります。
鼻の黒ずみを治すケア方法

まずは肌のターンオーバーを促すこと
まず一番に実施してほしいケア方法は、ピーリングケアです。
鼻の黒ずみは、すでに皮膚に色素沈着してしまっている状態です。
肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促して、黒ずんでしまった角栓を押し出すことが最善の方法だといえるでしょう。

肌のターンオーバーを促すピーリングケア
肌のターンオーバーを促進させるケアとして効果的なのがピーリングケアです。以下のピーリング成分に着目してピーリングケア用品を選ぶことがポイントです。
ピーリング成分
- AHA(グリコール酸、乳酸、フルーツ酸)
- BHA(サリチル酸)
ピーリングとひとつでいっても、「皮膚科で行うもの」「化粧水に配合されているもの」、ピーリング専用の洗顔…と様々です。
大きな違いは、ピーリング成分の濃度です。上から順に濃度が高いものになります。
↓
洗顔
↓
化粧水
一番効果が現れやすいのは、最も濃度の高いピーリング成分を取り扱っている美容外科でのピーリングになります。
しかし、効果が高い分、肌への刺激も大きいです。
ピーリング初心者の方は、まずは手に届きやすい自宅ケアから取り入れることをおすすめします。
初心者の人におすすめのピーリング洗顔
黒ずみは、肌のターンオーバーを促すと同時に毛穴の黒ずみを除去することも重要になりますので「洗顔」にピーリング成分が含まれているものが効果的ですよ!
ピーリング洗顔のランキングは、こちらの記事で詳しく紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
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この商品をおすすめする理由
サンリソットのスキンピールバーは、美容外科でも販売されているピーリング洗顔です。4種類の肌トラブル別に用意されており、それぞれの肌悩みに特化したピーリング洗顔選びができるブランドです。
中でもおすすめは、ピーリング成分に加えて美白成分のハイドロキノンが含まれる「黒」タイプ。鼻の黒ずみの原因となるメラニン色素の合成を抑える効果も同時に期待できます。
色素沈着を促進せないための防止ケア
鼻の黒ずみは、色素沈着の原因となる「メラニン色素」が多い状態です。


このメラニン色素が、角栓を黒くする要因なのです。
これ以上、鼻の黒ずみを増やさないためには肌へのダメージを軽減することはもちろん、すでに発生中のメラニン色素を抑制することが効果的といえるでしょう。
メラニン色素を抑制する美容成分
メラニン色素を抑制する代表的な美容成分は、以下の成分があげられます。
- ビタミンC
- L-システイン
- トラネキサム酸
中でも、「ビタミンC」は酸化して黒くなったメラニン色素を還元する作用があるため、毛穴の黒ずみの改善ケアに取り入れるとおすすめの成分です。

プラスで取り入れたい!毛穴の黒ずみの改善効果を高めるケア

洗顔前|スチーマーで肌を柔らかくしておく
洗顔前に取り入れてほしいのは、「スチーマー」です。
スチーマーとはナノサイズの暖かい水蒸気を発する機械で、肌を柔らかくする効果があります。
ピーリング洗顔を行う前にスチーマーを顔に当てることで、毛穴に詰まった汚れや古い角質が取り除きやすくなるので、鼻の黒ずみケアには効果的です。
スチーマーといっても色々ありますが、水蒸気の粒子が細かいスチーマーがおすすめ!
細かい毛穴にも入りやすくなります。

スキンケア時|美容成分の浸透力をあげる美顔器

ビタミンCなどの化粧水や美容液でスキンケアを行う際に取り入れるとおすすめなのは、超音波振動の機能がついている美顔器です。
超音波の振動によって、肌への浸透をUPさせることができます。
特に毛穴の黒ずみは、肌表面でなく毛穴の奥に入り込んでいるため、浸透力がカギとなります。

【要注意!】毛穴の黒ずみを悪化させるNG行動

化粧水を塗る際にコットンで擦る
化粧水を塗る際にコットンを使用する人は要注意です。
コットンの使用方法を間違えると、皮膚との摩擦を与えてしまいます。これ以外とやっちゃっている人多いんです。

擦り付けるのはもちろん、肌の上を滑らせるのもNGです。肌は繊細なので、これだけでもダメージとなってしまいます。
綿棒×オロナインパックで黒ずみ除去
SNSで一時話題となった「オロナインを綿棒にのせてクルクルと回す方法」や「オロナイン毛穴パック」。
これもNGです。
もともとオロナインは毛穴に効果的なものではありません。
関連記事:オロナイン毛穴パックは絶対ダメ!恐ろしい理由と正しい毛穴ケアの方法
また、綿棒で毛穴を擦ると、これも摩擦になってしまいます。
黒ずみが発生している鼻は、硬く強そうなイメージがありますが、肌トラブルが発生している肌は弱っている状態です。無理に毛穴の黒ずみを取ろうとすると、悪化原因になってしまうので要注意です。
鼻の黒ずみパック
こちらも同様に、肌への刺激を与えるのでNGです。
パックを剥がした瞬間は「鼻の角栓」が取れたように見えますが、根本的な改善にはなっていません。
黒ずみを無理に取ろうとすることは、肌にとっては大ダメージです。
開き毛穴の原因になったり、新たな黒ずみが発生する原因になります。
日焼け止めを塗らない
これは、鼻の黒ずみに限らず、紫外線による肌へのダメージは相当なものです。

紫外線は、角栓を黒くさせる「メラニン色素」を分泌させる原因になってしまうので、日焼け止めを塗るように心がけましょう。
「朝のメイク前に日焼け止めを塗っているから大丈夫!」
なんてことはありませんよ。

まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「鼻」に特化した毛穴の黒ずみケアをご紹介していきました。顔の中でも、「鼻」は黒ずみができやすいエリアです。
ピーリングと美容成分での改善ケアはもちろん、再発防止のためのケアも忘れずに取り入れていきましょう。
継続は力なり!
根気強く続けることが大切です。