【Q.】1本で簡単にベースメイクが仕上がるBBクリームを愛用しています。
いろいろなBBクリームを試してきましたが、以前から気になっていたCCクリームを試してみようか迷っています。
同じように思えるのですが、BBとCCクリームの違いは何なのでしょうか。
どちらが良いのか教えてください。
【A.】BBクリームはファンデーション寄り、CCクリームは化粧下地寄りのベースメイク用品
BBクリームとCCクリームは、どちらも1本で、美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーションなどの機能を持ったオールインワンコスメです。さまざまなブランドで取り扱われており、今や、BBクリームだけでなくCCクリームも定番となっています。
BBクリームとCCクリームの違いを一言で説明するなら、BBクリームはファンデーション寄り・CCクリームは化粧下地寄りだと言うこと。
カバー力を求めるならBBクリーム、透明感のある素肌っぽさを求めるならCCクリームを選ぶことをおすすめします。
また、肌のアラをカバーするのに、BBクリームは塗って隠すもの、CCクリームは光でごまかすものといった違いもあります。
BBクリームとは
BBクリームのBBとは、『Blemish Balm』の略。『傷や欠点を補う』という意味を持ちます。元々は医療現場で、ピーリングなどの手術を受けた肌を鎮静・保護するためのファンデーションとして作られました。
『傷や欠点を補う』という意味を持っているだけあって、コンシーラーのようにしっかりとしたカバー力があります。シミやニキビ跡など気になる肌悩みを、こっくりとした少し重めのクリームで徹底カバーします。
また、保護するという意味も持っていて、スキンケア効果のある美容成分が含まれていることも特徴の一つ。手術を受けたあとの肌にも使えることから、肌に優しいというイメージが定着しています。
CCクリームとは
CCクリームは、BBクリームの進化版として世に誕生しました。BBクリームのブームを受けて、BBクリームの良いところ(オールインワン・美容成分配合)を取り入れた上で、新しいベースメイク用品として開発されたのがCCクリームです。
CCクリームはBBクリームと違い、名称に決まった定義はなく、それぞれのメーカーによって決められています。
『Color(色)』『Control(制御)』『Correction(補正)』『Camouflage(ごまかし)』など。
CCクリームが定番化した今は、CCの意味を書いてないものも多いです。
メーカーによって効果はさまざまですが、一般的にCCクリームは、主にカラーコントロールとしての仕事をこなすものが多いです。シミやニキビ跡を隠すほどのカバー力はなく、ナチュラルに肌の色ムラなどをカバーしてくれます。
そのため、つけ心地は軽く、素肌っぽさの残るベースメイクに仕上がるのが特徴です。
BBクリームとCCクリームはどちらが良い?
どちらが良いのかは、人それぞれメイク用品に求めるもので違ってきます。まずは、BBクリームとCCクリームのメリット・デメリットを押さえておきましょう。
【メリット】
- 美容成分配合で、肌に優しい
- 美容液からファンデーションまで、1つで済むオールインワンコスメ
- 化粧下地としても使える
- 保湿力が高い
- カバー力が高い
【デメリット】
- カラーバリエーションが少ない
- 脂性肌にはベタつく
- 重ねすぎると厚塗りになる
【メリット】
- 美容成分配合で、肌に優しい
- 美容液からファンデーションまで、1つで済むオールインワンコスメ
- 素肌っぽさの残るナチュラル仕上げ
- BBクリームの化粧下地としても使える
- 色補正に強い
- つけ心地が軽く薄付き
【デメリット】
- カラーバリエーションが少ない
- BBクリームほどのカバー力はない
BBクリームとCCクリームに向いている人
両方のメリット・デメリットから、それぞれに向いている人の特徴は以下のようなタイプです。より項目に当てはまる方を選びましょう。
BBクリームに向いている人
・ カバー力と肌に優しい、両方を求める人
・ シミやニキビ跡などをしっかり隠したい人
・ 朝メイクする時間が惜しいという人
CCクリームに向いている人
・ 素肌感、透明感のある仕上がりを好む人
・ 遠目から綺麗に見えればOKという人
・ 軽いつけ心地を求める人
BBクリームとCCクリームを併用する
BBクリーム、CCクリームともに化粧下地にも使えるベースメイク用品ですが、両方を併用するのもあり!
CCクリームを化粧下地、BBクリームをファンデーションのようにして重ねます。すると、より透明感・カバー力のあるしっかりメイクに仕上げることができます。
ただし、BBクリームとCCクリームの相性もあるので、最初は同メーカーのものを併用することをおすすめします。